エンジニアの学びと働き方を綴る

IT業界のエンジニアが他部門と交流すべき理由

IT業界でエンジニアとして働く場合、同じ職種の中で知見を共有し合う機会は意識される一方で、エンジニアが営業職や管理部門と交流を持つ機会はそれほど重視されない傾向もあるかもしれません。これは非常にもったいないといえます。エンジニアが他部門と交流することで得られるものがあるからです。

まずは「営業職との交流で得られるもの」です。営業職は顧客への提案や交渉をおこなう役割を担います。その中で営業職は、エンジニアが開発した製品に関して「ここは便利」「ここは不便」という顧客からのフィードバックを最も受けているのです。エンジニア同士で交流するだけでは、これらの意見を吸い上げることは難しいものです。どうしたらもっと良い製品を開発できるか、これを顧客の現状を全く見ないで考えるのは非効率ともいえるでしょう。

2つ目は「管理部門との交流で得られるもの」です。管理部門とは人事、経理、総務、法務などを指します。これらは企業経営には不可欠の役割を果たす部門であり、生産性の高い働きができるよう業務改善を図るケースも非常に多いです。そこで、社内外を問わずエンジニアが開発したシステムが活用されるわけですが、ここに大きな問題が隠れています。それは、エンジニアは開発のプロではあっても、管理部門の業務の知見はないということです。いざ、管理部門の業務改善のためのシステムを開発しようとしても、実際の業務内容や、どこにどう困っているのかをイメージできないと、いいものは出来上がりません。

雑談レベルであっても、普段から管理部門と交流する機会があれば、要望に沿った開発をしやすくなるともいえるのではないでしょうか。